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子供が「ピアノやめたい」と言った日



 「ピアノやめたい」「練習したくない」と、我が子から初めて聞いた日のショックはなかなか忘れられるようなものではありません。「どうして?」「こんなに上手なのに勿体ない!」と、「どうやったらこの【ピアノやめます宣言】を撤回させることが出来るのか?」という事を一日中グルグルと考えていたことを思い出します。

 

 今回はお子さんが「ピアノやめたい」と言った時の対応と対策に加え、「ウチの子、最近ピアノに対するモチベーションが下がっているな」…と、感じる時のお話です。


※以下は関連ブログとなります。併せてお読みいただけますと幸いです。



 

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子供が「ピアノをやめたい」と言う時


 今まで文句も言わず、日々練習に明け暮れ、発表会やコンクールに出場すれば予想以上の結果を残す。先生からも「才能に溢れるお子さんです!」と太鼓判を押され、周囲からも「こんなに優秀なお子さんがいて羨ましい」と言われ、何よりも親である私自身が「何と上手になった事か!」と、子供の演奏を聴く度に目頭も胸も熱くなる…


 ここまでの道のりは緩やかなものでは決してなく、山あり谷ありの中で【親子二人三脚】で毎日高みを目指してがむしゃらに頑張ってきました。気が付けばこんなに大きく育ち、傍らで応援している親も誇らしさで一杯です。


 …と、突然、その”我が子の口から「ピアノやめたい…」という言葉が出てくることがあります。


え?…どうして?

 真っ先に頭の中に浮かぶのはこの言葉。そして次に浮かぶのは


本気で言ってるの?

何とかしなきゃ!

の様な事ではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。もう「大パニック」です!



 この類の言葉が出てくるタイミングは、多くの場合、発表会やコンクール等の「晴れ舞台」に向けて、お家でもかなり練習量を増やされている時期ではないかと想像します。


 家でいつもの通り「ピアノの先生の援護射撃担当」の親御様が色々細やかにアドバイス(「ケチをつける」←子供視点)。既にお子様はこの時点で涙目のことも多く、突然ボソッと…


「ピアノやめる」


 或いは、学校や塾が忙しい中、自分なりに出来る限り頑張って練習をしてピアノのレッスンへ。演奏を聞いた先生は大満足で、「最近かなり上達してきている xxちゃんだから、もう一段階レベルを上げたレッスンを導入してみよう」と判断。生徒からすれば思いもかけず厳しい愛の鞭を受けてしまうことに。レッスン後に親子で仲良く家に帰る道すがら、突然ボソッと…


「ピアノやめる」


 この言葉は実はいきなり出てくることは稀で、傍らでピアノの練習を見守っていらっしゃる親御様であれば、「それ以前から『何とな~く練習嫌がってるなシグナル』『以前より伸び率落ちてるな~シグナル』を演奏、練習態度や言葉の端々に感じていた」と、よく聞きます。つまり実は「ギリギリまで追い詰められている状態」であった時に、偶然何か決定的なボディブローが入り、心の中で何かが弾けてこのような言葉が出てくるのだと察します。


 その「決定打」というのも、何か小言めいた事を言われただとか、ネガティブな事があったというケースばかりではなく、「今度のコンクール何着る?新しいお衣装日曜日に買いに行こうか!」という、とーってもポジティブな会話であることも多いとか。親としては「ここ暫く練習多くて疲れてるみたいだから、好きなものでも買ってあげて、気晴らしでもさせてあげたい」と、心からお子様を気遣っての言葉掛け直後の「爆弾発言」投下。その時の親御様の驚きと悲しみは察するに余りあります。


 よく考えてみなくとも、才能を開花させているリトル・ピアニストさんが今日あるのは、ご家庭での愛情ある厳しい練習の賜物。ということは、ご家庭での「ピアノの練習現場」は、結構前から「戦場」と化していたのかもしれません。その場合、「最近イラついている」ピアニストさんの自尊心を踏みにじる様な言動(親としては「ちょっとミスを指摘しただけ」)が引き金となり、頭に血が上った歩兵が上官に銃を向けてしまうのもあり得る話でしょう。


 自身の経験に加え、音楽学校に通っていた多くの親子を長年観察していて感じたのですが、この「ピアノやめたい」っていう言葉は、「援護射撃兵」に対しての最終兵器だって、子供は知っているような気がするんですよね… 結構『いいタイミング』で出してくる気がします(笑)


 …話が逸れてしまいましたが…


 では「ピアノやめたい」と言われたからと言って、「いいよ!辞めなさい(ニッコリ)」と即答できる親御様は、全てをありのままに受け入れることが出来る聖人君主か、もしくは、今までピアノに関して全くノータッチであった「ピアノ放任主義」の親御様でなくては出来ないのでは…と。


 一生懸命、献身的なサポートをされてきた親御様のリアクションであれば…


息を呑んで子供の顔を穴が開くほど見つめ「これは本気かただの脅しか」を見極めようとする

でしょう。また子供さんの立場に立ってみると「親の気を引くために言葉にしてしまっただけで、ピアノをやめたくて言った訳ではない」というケースが多いのもこの問題を複雑にします。ただただ、現状を変えて欲しいという心からの願いであるだけなのかもしれません。


 このレベルまでピアノを頑張ってきた「とっても頑張り屋さん」の才能に溢れたお子様は決してピアノが嫌いではない筈。嫌いであれば、と~っくの昔にやめています!(笑)「ピアノ大好き。でも練習嫌い」「もうヤダ… 何で私ばかりこんなに練習しなくちゃいけないの?」「今日は宿題いっぱいあるからピアノなんかやってられないのに…」「コンクールで賞がとれなかったらどうしよう…」等々。


幼さ故、この悲しさ・辛さをどう表現していいか分からずに「ピアノやめたい」という言葉が図らずも出てしまう事だってあるでしょう。


 こう言った後で、お子さんが親御様の反応を伺っている時に、こちらが声を荒げて「何言ってるの!そんなことできるわけないでしょう!」と言ってしまうと、多分「ピアノやめたい」はそのまま「ピアノやめる」になってしまいかねないと思います。親としても驚いてしまって、つい感情的になることもあるかもしれませんが、ここはひとまず落ち着いて、状況分析を始める必要がありそうです。


  お子様に「どうしてやめたいの?」と聞いてみると、理由の様なものがいくつか出てくると思います。「お友達と遊べなくて寂しい」「練習嫌いだしツマラナイ(←同意💦)」「練習してないから先生に怒られる。レッスンに行きたくない」などなど。その理由の中に「ピアノが大嫌い」という直接的な言葉が出てこなければ、「ピアノを取り巻く環境」の改善を図ることで、その後もピアノを継続することが可能だと思います。やめたい理由や、最近のお子様の態度の中には…



というものが散見されるかと思います。これらの改善策を上記の理由の番号に合わせて下記に僭越ながら書かせていただきますと…


1)先生にお話をして、暫くの間レッスン内容を「楽しい」「褒めること中心」に変えていただく。経験豊かな先生はこの様な場合の対応に長けていらっしゃるので、殆どの場合は直ぐに対応していただけると思います。保護者の方から見て「先生に問題が無い」と感じるのであれば、積極的にご相談されるのが一番です。但し、お子様や親御様が先生に様々な場面で「話しづらい」と感じられたり、良い関係が築けていないようであれば、もしかすると先生を代える時期に来ているのかもしれません。師弟関係が不安定である場合に厳しく叱責されるとトラウマになってしまうこともあります。親の第六感で何となく不安を感じられた場合には、お子様にレッスン内容や気になる点などについて細やかに聞き取りをされることをお勧めいたします。


2)ただ単にピアノの練習に疲れているのであれば、練習時間を短縮したり、本人の弾きたい曲を自由に弾かせると、ピアノ自体が嫌でなければ喜んで色々な曲を弾いたり、新しい楽譜を欲しがったりすると思います。ピアノだけでなく、生活全体において元気がなくなってしまっている場合には、問題はピアノ以外にある可能性もあります。ピアノを頑張ることが出来る子供さんは、「親に迷惑をかけたくない」と思う「優しくて気配りが出来るいい子」が多いので、「何か悩んでいるように感じる」と、親がお子様の変化に気付く頃にはかなり長い間我慢をしていた…ということもあります。「何にか子供の様子がおかしい…」と、思われた時には一緒にお話をされたり、それでも何かを隠しているようであれば、学校や専門機関に連絡を取られることをお勧めします。


3)家族や友達に「上手くなったね!」と、ポジティブな感想を言ってもらったり、可能であれば人前で演奏をしてみる、或いは気軽に参加できるコンクールに出て良い成績をとる、音楽サークルに参加するなど、今までのルーティーンを変えてみると気分が変わることがあります。ピアノという楽器は他の楽器と違い、大勢で一緒に演奏をする機会が極端に少なく、一人ぼっちで練習をすることが多いのでどうしても孤独感にさいなまれることもあると思います。ピアノを弾くお友達と一緒に連弾をしたり、近くにバイオリンや他の楽器を嗜まれている方がいらっしゃれば、伴奏をかって出て簡単なアンサンブルをしたりすると、グループで演奏する楽しさを発見し、音楽の新たな魅力に気付くことができるかもしれません。他の人の演奏を聞くことも効果があったりするので、プロのコンサートに行ったり、マスタークラスを見学してピアノに対する情熱を再燃させることが出来ればバッチリ。それでもモチベーションが上がらない場合には、何か悩みがあるのかもしれません。2)の原因も考えられますので併せてご参照ください。


4)ゲームなど、今まで許可していなかったものを「練習後」という条件で許可するなど、出来る範囲でお子様がやりたいことを認めてあげることは必要です。そのうち練習時間が足りなくなるなどして「ピアノかゲームか」の様にどちらかを選ばなくてはならない時が来るまでは、ある程度の許容は時として必要だと感じます。但し、「ラグビー部に入りたい」という様な、どう考えてもピアノと両立させることが難しいと思われる選択であった場合には、その場でどちらを選ぶかを判断するケースもあると思います。


5)「安息日」を作り、その日はしっかり休ませてあげるようにします。お友達と思いっきり遊ぶことが気晴らしになって、その後ピアノの練習に集中してくれれば…と思うのですが、思ったより切り替えが出来なかったり…と、何かを「解決した」と思っても、その後が思ったほど上手くいかなかったりと、悩みは尽きません(笑)我が家は「安息日」ではなく、「1週間にxx時間」という「時間制」でした。週の前半で持ち時間を使い切ってしまうと週の後半はお友達と遊べなくなってしまうので、「皆でどこかに遊びに行く」という計画をたてた時などは、何週間も前から「自由時間貯金」をして、その日一日しっかり遊べるように計画をしていました。お友達と遊べないのは本当に可哀そうですが、大きくなるとお友達も塾通いなどで遊べなくなってくるので、これは期間限定の悩みかもしれません。


6)これはもう「とにかく体調が改善するまで休ませる」一択。…と、偉そうに言いながら、我が家では「学校を休んでるんだから時間があるでしょ?その分しっかりピアノの練習をしなさい!」と、恐ろしいことを言っていた「黒歴史」があります… 時期にもよるんですよね。コンクールやコンサート前ともなると、なかなか「ゆっくり休みなさい。何か食べたいものある?(聖母の微笑み」…という優しい言葉は出てこなかったです…(猛省中…💦)


7)コンクールや発表会等をちょっとお休みするか、気楽に参加できるコンクールのみを暫く受けてみるのも手です。他のブログでも書きましたが、コンクールというものは「得意な演奏スタイル」によって「入賞しやすい時期」があったりします。例えば(勿論コンクールにもよりますが)中学生くらいまでは美しい音色で聴衆を酔わすような演奏スタイルを得意とする生徒さんの独壇場であったのに、高校生くらいになると超技巧の曲を入れてこないと上位入賞が狙えなくなるなど、コンクールとの相性の関係で「勝てなくなる」ことが実際に起こります。これは「ピアニストさん」のせいでは全くないので、落ち込む必要もなく、今後の「作戦」を考える為に一回仕切りなおした方が良い場合もあります。その為には「少し休養期間を置く」というのも正しい戦略だと考えます。ただ「コンクール」というものは、完全に遠のいてしまうと(数か月~1年以上)「聴衆を前にした際の演奏」のコツを忘れてしまったりするので(世界的に著名なプロでも長期間休んでしまった後のカムバックは非常に困難となります)、出来れば気楽なコンクールや、家族への「サロンコンサート」でもいいので、将来的に音大を目指されるのであれば、何かしらの形でのパフォーマンスを細々とでも続ける方が長期的にはメリットとなると言えるでしょう。


8)お子様が納得されるまで、じっくりとお子様の愚痴を聞いてあげることが何よりの解決策となるでしょう。「いつも忙しい親が自分の話を真剣に優しく聞いてくれた」というだけでも、元気になることも多いです。また「学校にライバルがいる」という話であれば、その子の発表会やコンクール等に一緒に行ってみるなど、「切磋琢磨できるお友達が出来るよいチャンス」と捉えて、親御様が積極的に(勿論お子様が「どうしたいか」を聞くのが先ですが)動いてあげるのもいいのでないでしょうか。芸術には「誰の方が良い悪い」といった優劣はなく、基本的に「受け取る側の単なる好み」で点数などを付けられる理不尽な面がありますが、そういった点をこの様な問題が出てきたときにお子様とゆっくりお話するのも今後の活動に役立つと思います。


9)これは遅かれ早かれ出てくる問題で、リトル・ピアニストさんをもつご家庭では避けて通れない話題でしょう。特に、親や先生の厳しい指導を素直に聞き、毎日数時間の練習を幼稚園の頃から続けているお子様は、成績もとても良いことが多く、「ピアノか勉強か」を選択することがより難しくなりがちです。世知辛いこのご時世ですので、幾らお子様が才能に溢れているからといって、「ピアノに全振り」出来るご家庭は少ないのではないでしょうか?多くの場合は取り敢えずバランスをとりながら、「どちらか一方を選択する時期をギリギリまで先延ばしにする」という方法を取られるのではと愚考します。でも絶対にどちらかを選択しなくてはならない…ということではありません。大変ないばらの道とはなりますが、名門国立大学の医学部でトップの成績を維持しながらショパンコンクールに出場された猛者もいらっしゃいます。受験勉強時の気晴らしにもなりますので、この問題が出てきた場合には、ピアノの練習時間を削っていくなどの対策は必要かと思いますが、ピアノから完全に足を洗わない…というご判断をされる様に個人的に希望いたします。



 ここでいきなり我が家の話で恐縮ですが…


 我が子「モーたん」は「ピアノやめたい」と言ったことはありませんが、「練習なんてもう嫌だ‼‼‼‼」と、ヒステリーを起こし、近所中に響き渡る声で泣き叫んだことは星の数ほどあります。「ピアノは好きだから続けるけど、練習はしない」というモーたんの主張は、「更なるピアノの高みを目指して頑張って欲しい」と願う親にとっては「ピアノをやめたい」と同義語。かと言って、練習の辛さをよく知っている私が「自分が嫌なことは他人にもしてはいけない」と、常日頃言っているにも拘らずに子供に強いるというのは如何なものか…


「練習大嫌い!」が出る度に、返す言葉もなくいい加減に誤魔化してたのですが、ある日モーたんは「天下の宝刀」を抜きました。


何でこんなこと続けないといけないの?

 これは「なぜ私はピアノを続ける必要があるのですか?」という質問の体(てい)を成しながら、「私自身の為にやっているとはとても思えない」という論を展開している訳で、正論に思えた私は沈黙するしかありませんでした。


 そしてその夜、ベッドの中でよくよく考えてみると、我が子がピアノを続けている理由は「私自身の【承認欲求】の為ではないか」と思い当たり、その罪悪感から自責の念に駆られることになります。 


 そう、そうなんですよね。これはいつも私も感じていたのです。

モーたんが才能に恵まれていると思った。その才能を伸ばすことが親の使命だと思っている。

簡単に質問に答えることは出来ます。でもそうしたらきっとモーたんは


じゃ、もういいから。これからは自分の好きにしたい

と言うことでしょう。


 このモーたんの答えに導かないようにするための「別の答え」や「言い訳」を色々考えていると、「ああ、やっぱりモーたんの為だけにやっていたんではなかったんだ」と痛烈に感じることになりました。100%子供の為にやっているのであれば、子供が「もういい」といったら止めるしかない。でもそれでは絶対に納得が出来ない自分が存在するのです。


  • 今まで費やした時間やお金が勿体ないんじゃない。

  • はっきりと「才能がある」と、専門家から評価されていることに対して何かしてあげたい

  • 親が死んだ後も、子共に「財産」として残してあげられるのは「教育」だけ。「才能」がある可能性があるのなら、それも一緒に残すのが親の務めでは?



そして、長い間考えあぐねた後に、正直にモーたんに伝えることにしました。

人間には絶対何か一つ他の人より恵まれている「才能」があると言われているんだけど、その才能が見つけられずに死んでしまう人も多い中で、あなたは既にその「才能」を見つけたのじゃないかと勝手に思っている。ママは見つけられなかったんだけど、モーたんには大切に伸ばしていって欲しい。これをあなたは「ママの為」と思うかもしれないけど、あなたの為でもあるのだと今は信じて欲しい

 その後モーたんは「練習嫌だ!」とは引き続き言っていましたが、「なんでこんなことを続けないと…」とは言わなくなりました。その時は「納得してくれたのかな?」と思っていたのですが…


 実はその騒動の直後に思わぬ方から援護射撃があったのです。それは当時通っていた日本人学校の校長先生からでした。モーたんが行くことになっていた音楽学校も日本人学校も土曜日に開催されていたので、かなり悩んで日本人学校の方を退校することにしました。その時に校長先生からモーたんに


あなたは「学校を続けたかった」と泣くけれど、私は正しい判断だと思います。私はね、ピアノをやっていたんだけど、一度だけ練習が本当に嫌で、親に「やめたい」と言ったんだよね。そうしたら親は「じゃ、やめなさい」と言って次の日にやめさせてくれたんだよ。その時は嬉しかったんだけど、この歳になって思うのは、なぜあの時に殴ってでもいいから「中途半端なことをするな。自分がやりたいと言ったら結果が出るまでやめるなんて言うな!」と怒ってくれなかったのかと。もう両親は死んでしまったからその理由は聞けないけれど、ピアノを聞くといつも思うんですよね。「ああ、あの時無理やりにでも親に続けさせられていたら上手になっていたかな?」 そんな考えても答えが出ないことをずっと考えるんです。あなたは才能があるから音楽学校に合格したんでしょ?だったらそこで頑張ってみなさい。歳をとってから「あの時やめていなければ…」と後悔するのはピアノの練習よりも辛いんですよ

親の私には校長先生のお気持ちが痛いほどわかり、涙腺崩壊でした…


 子供を泣かせたい親などいる訳がありません。でも、大人は今までの経験から「成功には苦労や痛みが伴う」ことも知っています。「いやだいやだ…」と泣いている我が子を目の前にすれば、「こんなに嫌がっているのだからやめた方がいいのでは…」と思われることもあると思います。実際それはお子様の為でもあるように思いますし、何より「援護射撃」を担ってきた親御様が、傍からでは決してわからない毎日の想像を絶するストレスから解き放たれる一番の方法でしょう。


 ですが… ですがです。ここで「嫌だ!」と言われて引き下がってしまっては、子供に「諦める」ということを教えてしまうことになってしまいます。「これ以上は無理だ」という引き際は存在しますので、そのラインは親の責任で見極めなければいけませんが、「今は引き際ではない!」と感じられたのであれば、そこはご自身を信じて、「もうちょっとだけ頑張ってみよう。やめるのはすぐに出来るのだから!」と、もうひと踏ん張り頑張っていただければと思います。


 



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